Doctor's column

台風

近年は、100年に1度のとか、1000年に1度など、こちらの予想を上回る自然災害に見舞われることもしばしばです。
昭和の時代に比べれば河川の治水などは、随分と整備が進んでいると思います。
それにもかかわらず、洪水などが起こると治水の限界値が高く設定されているだけに被害が甚大なものになります。
日本に四季がある限り夏から秋へ季節が変わる時に台風の接近、上陸は、避けられないことです。
台風に限らず、地震も多く、自然の驚異と常に向き合っている日本で生活をしている以上、常に災害に備えて食料や飲料水など様々なものを備蓄しておく習慣をつけたいものです。
以前は、ご家族が3日しのげる備蓄をと呼びかけられていました。
ですが、最近では、災害の起きた場所によっては、支援が進みにくく3日以上の時間がかかってしまうこともしばしばです。
その為、最近の備蓄目安日数は、7日と言われています。
7日分の備蓄となるとそれなりに場所も取りますし、賞味期限なども定期的にチェックして新しい物と替えるローテーションもしておかなければなりません。
でも、命を守るため、繋ぐためには、必要なことですから心掛けたいものです。
災害支援では、どうしても人が優先となりますので、動物を飼っていらっしゃる方は、是非、動物たちのごはんなどの備蓄もご家族の備蓄チェックと一緒にご確認していただきたいです。
ただ、動物たちのごはんは、非常時対応(レトルト食品や缶詰など)に適するものもありますが、動物の好みでドライフードしか食べないとなると備蓄に困ることもしばしばです。
ドライフード以外は苦手という場合は、いつも食べているドライフードを1~2袋大目に購入することで対応していただくと良いでしょう。
そうすることで、ローテーションも常にしておくことができ、いざという時に期限切れと云う事も防げます。

松陰神社前 院長 早稲本

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